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栄養改善への取り組み

栄養改善への取り組み

多職種が連携してリハビリの取り組みを

当院では、医師、看護師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といった多職種が所属をしており、「栄養不良による合併症を未然に防ぎ、リハビリテーションを円滑に進められる身体づくりに貢献する」という目的を掲げて協力してすすめています。また、リハビリテーション部門のスタッフが多いという特色も生かして、食べる機能の改善にも重点をおいています。

食事形態の体系を見直しました。

患者様は、嚥下障害の症状や重症度によって、安全に食べられる食べ物の形態が異なります。
当院では、これまでにも少しずつ変更を加えてきた食事形態の体系を全体的に整備したことで、症状にあわせた食事を提供しやすくなりました。

食事名称 F
高カロリー食
E
ゲル食
D
ミキサー食
適応する
口腔期機能・
咽頭期機能
重度の問題がある。
その他:疲労しやすい、食思不振などの問題があり,効率よく栄養を摂取したい時期に選択。
重度の問題があるが、食事を楽しみとして考える余裕がある時期に選択。 中等度以上の問題がある時期に選択。
形状 ゼリー状 ゲル状 ミキサー状
食事名称 C-2
ソフト全粥食
C-1
ソフト軟飯食
B
軟菜食
A
普通食
適応する
口腔期機能・
咽頭期機能
中等度〜軽度の問題があり,
水分のむせが目立つ時期に選択。
中等度〜軽度の問題がある時期に選択。 軽度の問題がある時期に選択。 問題ない時期に選択。
形状 軟らかい固形・
あんかけ状
汁物トロミ
軟らかい固形・
汁物トロミ
普通
(固い食材除去)
普通

安全でおいしい嚥下食を追及しています!
(安全性とQOL(生活の質)向上との両立)

手作りのゲル食

従来の嚥下食は、「安全に効率よく栄養を摂取する」、という部分が重視されていました。ここ数年は、嚥下障害の方のQOLを重視し、「味や風味、温度などをできるだけ残した食事を提供できないか」、という考え方が広まってきています。そこで当院でも、ソフト食導入に加えて、ゲル食の作成を行いました。

手作りゲル食の開発

ゼリー状にしたパン粥

試作試食を何度も繰り返し開発制作3ヶ月で完成したのが、写真のパン粥です。一般的にパン粥は重度の嚥下障害の方にとっては、口の中やのどにはりついて残りやすく、適さないメニューでした。このパン粥は、素材をやわらかく均一にし、ゼリー状にしています。パン独特の味と風味もそのままに、のど越しよく召し上がっていただけます。

摂食嚥下障害とは

摂食嚥下障害

脳卒中などの病気の後遺症として食べ物をかみこなしにくくなる・こぼれやすくなる・飲み込みにくくなる・むせやすくなる、などの症状が出ることがあります。これらを医学用語で摂食嚥下障害といいます。ごく軽い症状から重い症状までみられ、生活に大きな影響を及ぼします。

嚥下食とは

当院のソフト軟飯食

日本では、この20年ほどの間に、摂食嚥下障害の評価やリハビリの方法が進歩し、それに合わせて、食べやすい食品の開発研究もなされてきました。摂食嚥下障害の人が食べやすいように工夫された食べ物を嚥下食といいます。