レジャーとしてのスキーによる膝損傷、あるいは、サッカー、野球などのプロ選手の膝損傷が増えてきております。膝や足関節の損傷の多くは、靭帯の損傷で、靭帯損傷の中で手術になる頻度が高い損傷は前十字靭帯損傷です。
前十字靭帯だけの損傷であれば、2ヶ月程度(医学的に急性期と呼ばれる期間)が過ぎれば、日常生活にはほとんど問題がなく、たまに、膝折れ現象が起こるだけです。このため放置され、何度も膝折れ現象を繰り返すうちに、二次的な損傷(半月板や軟骨損傷)が合併することになります。スポーツを再開すると、大きな怪我に結びつきます。そして、再度整形外科を受診することになり、初めて専門医の紹介を受け、手術(靭帯再建術)になることがほとんどです。
手術の方法は、断裂した靭帯を継ぐことは不可能であるため、他の部位から採取した筋肉や腱などを再建材料として靭帯の再建術が行われます。当院では、骨片付き膝蓋腱を主として用い再建術を行っております。
手術は、関節鏡下により、皮膚切開は6mmの傷が3箇所と骨片付き膝蓋腱を採取する為の傷4cm1箇所で再建術が可能です。関節鏡下手術は、膝に対して優しい手術です。このため、リハビリも順調に進み、骨片付き膝蓋腱を使った再建術を使いますと、ラグビー、柔道、サッカー、スキーなどのスポーツにも復帰できることが多くあります。これは、骨片付き膝蓋腱の特質が強度に優れ、両端が骨片のため、大腿骨と下腿骨が錨着しやすいからです。
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| 断裂した前十字靭帯 |
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| 移植した靭帯 |
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| 移植した靭帯の一年後 |
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